ギムネマ
ダイエットサプリメントでお馴染み、ギムネマの効果などを解説しています。
ミラクルフルーツと並んで、味覚を変える植物の代表です。
ギムネマの基礎知識。
■ギムネマシルベスタ (ガガイモ科ホウライアオカズラ属)
[原産国]インド [学名]Gymnema sylvestre
南インドから東南アジア、中国南部などの熱帯・温帯の広い地域に分布する植物です。正式名称は、ギムネマシルベスタと呼びますが、日本ではギムネマと略されて呼ばれています。
ギムネマの葉を噛むと、砂糖などの甘味を一時的に感じなくなる働きがあります。
これはギムネマ酸の働きで、ギムネマ酸が舌にある甘さを感じる味覚細胞と結合する事で、甘味成分が味覚細胞とくっつけなくなる為、甘味を感じる事が出来なくなります。
ギムネマは、味覚の感じ方を変えるだけでなく、糖分の吸収を阻害する等の働きにも注目を集められています。
ギムネマの効果。
糖尿病の予防や症状緩和。
糖尿病は、食事後に体内で上昇する血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌異常によって。血糖値を下げる事が出来ず高血糖状態となる事で疲れやすい等の症状からこん睡状態、命の危険性まである恐ろしい病気の一つです。
ギムネマの有効成分であるギムネマ酸は、腸で糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑制する働きが認められています。
ハーブ先進国のイギリスでは、糖尿病の治療薬としても用いられてきています。
ダイエットをサポート。
ギムネマの原産であるインドでは、2000年以上も前から肥満を治療する薬草として用いられています。
食事後には普通、血糖値を下げる為にインスリンが大量に分泌されますが、このインスリンが大量に分泌され過ぎると、糖を脂肪として蓄えようとする働きとなります。
ギムネマ酸には、血糖値の上昇を抑え、インスリンが過剰に分泌されるのを抑える事でダイエットをサポートします。
又、まだまだ研究段階ですが、ギムネマ酸は脂肪の吸収を抑える効果も確認されています。
既に解説してますが、ギムネマを摂った後に続けて食べる物は、甘味を感じさせなくする働きがあります。
この為、食事の前にギムネマを摂取し、甘味をなくす為食欲を無くす為に利用する方法もあります。
ギムネマの摂り方。
血糖値上昇を抑える働きがありますので、食事前直前が良いでしょう。
ギムネマは、お茶や、粉末、抽出物、錠剤などの形状でサプリメントとして入手する事が出来ます。
副作用や安全性。
基本的には安全性が高く、現在は特に大きな健康被害の報告はありませんが、糖尿病治療中の摂取については、医薬品の必要量が変わる事がありますので、この場合においてギムネマを摂取する場合は医師と相談するようにしましょう。
また、摂取開始時期には、お腹の張りやガスが溜まりやすくなる事があります。
(1ヶ月程で症状は治まる事がいわれています。)